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2013-02
石見寒試し(伝統的な年間気象予測法)
昨日、隣町で有機農業の大先輩主催で寒試しの勉強会に参加しました。
寒試しとは寒の入りから立春までの約1ヶ月の気圧・気温・風速を1時間ごとに測定し
その700回ほどのデータを年間に置き換え、その年の農作業の参考に利用してきた
昔ながらの知恵です。1ヶ月間に太陽が1回自転をするので、その軌道や変化から
予測をしているようです。ちなみに今年は5月の中旬以降長雨があり、9月の上旬は
雨台風・10月上旬には風台風、夏場及び11~12月は晴れの日が多いと予測されています。
また月と太陽の引力の関係をよく見ること(新月には種をまくべきでないこと)、
自然の花木や虫の動きをよく観察して寒試しとあわせることによってより精度の高い
気象予測ができるようです。農業って奥が深いな、昔の人の知恵ってすごいなとあらためて
実感した1日でした。
神奈川県横浜市T様 天日干し米購入
島根県のお米ははじめて食べましたが、天日干しのせいか甘みもあってとてもおいしかったです。
子供もおいしいといって白いご飯だけでパクパク食べていました。
新米ができたらまた注文してみたいと思っています。またよろしくお願いします。
日本の食料自給率と経済について
農業をはじめた理由の1つとして、日本の食料自給率の低さ(カロリーベースで39%)や先のみえない経済状況に不安をもっていたことがあります。経済のグローバル化により競争が激しくなり、大手企業・公務員といえども一生安泰とはいえない時代になっていると思います。もし経済が悪くなって食料・エネルギー危機が起きてしまう。そんなことも頭の片隅においてライフプランをたてることが必要かもしれません。そんな時でも田舎で自給自足をやっていれば、都会で勤めているよりはなんとかなるかもしれません。田舎ぐらしおすすめです。
当農園のある島根県も日本有数の過疎地であり、耕作放棄地もあちらこちらにあります。また過疎地ならではの移住者支援の制度がいろいろあります。私も複数の制度を利用させてもらっています。その1つで島根県独自の半農半Xと言うものがあって農業で半分・その他で半分の収入を得ていくための研修・助成があります。いきなり農業1本でやるのはハードルが高いので軌道にのるまでは兼業でやるのがおすすめだと思います。
また都会で暮らされているかたも、今のうちから親戚や友人・知り合いの農家とつながりをつくっておき何かあったときには食料の確保ができるようにしておいたほうがよいと思います。当農園で年間予約をしていただいたか方には何かあったときにも優先的に食料(とりあえずお米だけですが…)を確保・供給することも考えております。へたな年金や保険にはいるよりこういうリスク管理が必要な時代かなと感じています。
中国地方の若者がおもしろい活動をしています。地域維新グループ http://www.waa-bc.com/c-ishin/security.html
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